リアル面接、ChatGPT、ES、インターンシップ、
早期選考会、AI採用、ジョブ型採用、逆求人、お祈りメール、
内定辞退など、様々なキーワードが飛び交った
2024年春入社に向けた就職・採用戦線。
厳選なる審査を通過したユニークな入選作品を発表します。
※川柳・短歌、雅号は、原則、応募者の表記のまま掲載していますが、固有名詞表記など一部につきましては事務局にて加筆をしております。
※作品の著作権は、すべてHR総研(ProFuture株式会社)に帰属しています。無断での転載、使用はご遠慮ください。
転載のご連絡は、HR総研(souken@hrpro.co.jp)まで。
届いた合格メールを信じられず、何度も何度も見返しては喜びをかみしめている作者の姿が目に浮かび、幸せに満ち溢れた作者の素直な気持ちを感じさせてくれる逸作です。「合格」の通知は誰にとっても、いくつになっても嬉しいもので、心躍り、この先のモチベーションが高まりますよね。ぜひこの喜びの気持ちを忘れずに、自信を持って社会人として大きく羽ばたいてほしいと思います。心より応援しています!
自宅でのオンライン面接で「本人に聞かれたら恥ずかしい」と照れながら小声で家族への想いを語る作者の様子が目に浮かぶ作品です。本人に聞かれないようにしながらも「尊敬している」と言われるお母様は世界一幸せ者ですね。たくさんの愛情を受けてまっすぐに育ったことでしょう。ぜひ家族の方にも「私の家族は世界一だよ!」と大きな声で伝えてほしいです。
エントリーシート作成にもChat GPTの利用が便利と騒がれ始める中、作者の就職活動に対する真摯な思いを感じる作品です。Chat GPTの便利さを理解しつつも、自身の経験は自分の言葉で表現することが最強のES対策となるという作者に、強い共感を覚えます。自分で紡ぎ出した言葉の一つひとつにこそ、AIにはない「思い」が込められるのだと信じています。
就職活動を通じて様々に思い悩み、社会人になること自体に苦労する中、やりがいを持って楽しく仕事に向き合う両親の背中に凄みをも感じ取り、改めて尊敬の念を覚える作者の心情を描いた作品です。「目標」と思える人生の先輩を、こんなにも早くしかも一番近くに発見できたのはとても幸せなことですね。ぜひ、ご両親のようにやりがいを持っていきいきと活躍してください!
年々、早期化が進む就職活動。作者が活動を始めた3月には既に多くの友人が内定を得ている事実を知り、友人たちの動きの早さへの驚きとともに、出遅れた自身ののんきさに対する後悔の一句。3月で気づいたならまだまだ十分に巻き返せます!焦らず、前向きに自分に合った会社をじっくり見極め、納得のいく活動をされることを応援いたします。
ChatGPTなどの生成AIツールが急速に発展する時代に直面し、就職活動でも学生・企業の両者ともにAIに完全に置き換わってしまうSFのような世界が現実味を帯びてきたかもと、想像を膨らませる作者。志望企業への「愛」も応募学生への「愛」も、自分の言葉でこそ伝わるものがあるはずです。ぜひ、熱い想いを込めたあなたの言葉で「愛」を叫んでください!
面接の間、常に意識して保っていた「笑顔」も選考が終わった瞬間に一気に解放され、役割を全うし疲れ切った自身の表情筋に対して「頑張ってくれてありがとう」の感謝の気持ちを込めた作品です。表情筋だけでなく、誰より頑張っている自分自身をたくさん褒めてあげてくださいね。
内定を獲得するまで走り続けた作者が、内定を伝えられた途端に承諾するか迷いが生じてしまった自分に驚き、Z世代でのバズワード「蛙化現象」になぞらえて詠んだ作品。その後、人事の方からの「迷って当然だよ」という学生の不安に寄り添う言葉に勇気をもらい、入社を決められたそうです。作者の入社後の活躍がとても楽しみです。
こちらも「SNS」に「蛙化現象」といった旬のワードを盛り込んだ今年らしい作品です。長い間憧れ続けてきた会社なのに、踊りながら自社PRをする社員の姿をSNSで見た瞬間に、「こんなに踊らされる会社に入りたくない!」と一気に志望度が下がってしまった作者のショックを表現されています。楽しんで自社のPRができる会社との出会いをお祈りいたします!
たくさんの企業を受け、その全てに対して「第一志望」と伝えざるを得ない作者の滑稽な様子を詠んだ作品です。面接官や採用担当者からすれば「本当に第一志望?」と思われることもありそうですが、作者のその時の気持ちに嘘はないはずです。数ある「第一志望」の企業の中から、両想いの企業に出会うことができたでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために発出された緊急事態宣言により、多くのイベントと同様に入学式さえも中止となった3年前。自前のスーツを用意する機会もないまま就職活動を迎えた24卒生の悲哀の一句。心機一転、今の自分にピッタリ合ったスーツでビシッと決めて、就職活動に挑む作者にエールを送りたいと思います。
まだまだ内定を得られていない友人に配慮して直接は言えないが、髪色を変え髪型を(みだれ髪に)変えることで、就職活動が終了したことを遠まわしに周囲にアピールすることが、暗黙のルールとなっていることがうかがえる作品です。お互いを気遣いエールを送り合いつつ、最後は自分の戦い。みんなで笑顔で思いっきり遊べる日が楽しみですね!
主 催 | HR総研(ProFuture株式会社)、「就活会議」(就活会議株式会社) |
募集期間 | 2023年6月16日~7月3日 |
応募資格 | 2024年卒の「就活会議」会員 |
応 募 数 | 221作品 |
入 選 数 | 12作品 |
Z世代が選ぶ2023年上半期の流行語ランキングで1位となった「蛙化現象」。好きな人が振り向いた途端に冷めてしまう現象で、就活中の学生と応募を受けた企業との間でも発生中。学生から熱烈なラブコールを受けていたのに内定を出した途端に冷められるという作者の悲痛な叫びが伝わってきて、旬ワードでの表現が秀逸です!作者の苦労に共感するとともに、熱意ある学生との素敵な出会いを応援せずにはいられない作品です。
世界中で反響をよんでいる「ChatGPT」を題材に描かれ、最も旬な話題を取り込んだ作品です。AIがESを本人に代わって作成できてしまい、ESを読んで選考するのもAIでできてしまう時代。まさに「AI」vs「AI」。「人」のお出ましはその先の面接でのお楽しみとなるのでしょうか。ひと昔前の「就活ノウハウ本」を参考に応募用紙や履歴書を作成していた頃が懐かしいですね。
コロナ禍で当たり前となっていたWEB面接が、3年ぶりに対面となり、面接官と学生の緊張感と気恥ずかしさが伝わってきます。お見合いで、お互いハニカミながらなかなか目を合わせることができないカップルのようで、想像するだけでにこっと笑みがこぼれるような作品です。
採用業務でも「リファラル」「Chat GPT」などカタカナや英語の表記の用語が飛び交う昨今、さらにAI技術の習得と乗り越えるべき難題の山積にたじろぐ作者の心の声が聞こえてくる作品です。この悩みを「Chat GPT」に相談をしたら、どんな回答が返ってくるのでしょうか。
採用活動にもSNS運営が求められる中、PVやアクティブユーザー獲得のため社員の日常や社内行事の紹介など試行錯誤・悪戦苦闘するも、「いいね」数が増えるのは実家の「猫」ちゃんの登場回だけ。「魅せる」「映える」の難しさが伺える悲哀に満ちた作品です。今後も「猫ちゃん」のご活躍を心からお祈りいたします。
6月に入り大手企業の内定出しが本格化する時期、辞退の数も急増し、担当者が対応に追われる日々を描いた作品です。複数の企業に応募をしている学生と採用担当者との駆け引きにも近い採用活動の大変さには本当に頭の下がる思いです。自社の素晴らしさを理解し、未来を作る仲間となってくれる学生との素敵な出会いあれ!
3年ぶりにマスク無しで対面の役員面接が復活するも、「時」が刻まれ凄みを増した役員の方々のお顔には、人事も怯むほどの「圧」。本当は和やかな方々と知りつつも、顔面だけで圧迫面接になりそうと作者の不安が込められた作品です。きっと大丈夫ですよ!対面でお話できるからこそ、役員の方々の温かさもしっかりと伝えられることでしょう。
面接中に逆質問を促したところ学生から「社長の長所は?」と問われ、一瞬、頭が真っ白になり回答に窮する作者の慌てた様子を詠んだ作品です。社員の皆さま、ぜひ「我が社長のいいところ」を胸を張って答えてあげてください。社員のために日々奮闘する社長の気持ちを代弁させていただいての切なるお願いです(笑)
オンライン面接で女性の学生からじっと見つめられ、一瞬ドキっとするも、その視線はPC画面の後ろに置いたプロンプターに向けられていることに気づいたという作者にクスッとくる作品。今では定番と化しているオンライン面接でのカンペスキルでしょうが、手元のカンニングペーパーから日々進化していることもわかります。
ChatGPTの隆盛により、ESは本人が100%作成したものではないといわれるようになる中、企業はちゃんと見ているんだぞ、かかってこい!という意思表示の一句。学生のAI活用を受けて立つ採用目線で詠まれていますが、文章のチェックも学生と同じく「ChatGPT」であるところにクスっと笑える作品です。
コロナ禍で学生生活を十分に謳歌できなかった学生の「これから御社で一緒に頑張らせてほしい!」という強く切なる想いに、オンラインの画面越しでも感銘を受けた作者の作品です。明るい未来を託された若者たちがこんな熱い想いを持ち続け、これからたくさんの様々な経験をされることを願います。この素晴らしき出会いに幸あれ!
半年以上かけて地道に築き上げてきた母集団が、その苦労を知らない技術部のお眼鏡にかなわず書類選考であっさりボツ集団へと化してしまったとのこと。母集団形成は採用の初期段階である上に中小企業ではことさらに難易度が高くなっている中、簡単にボツにされるのはなかなか辛いものがありますよね。来年もめげずに頑張ってください!
「第一志望です」と高校生時代の職場見学から持ち続ける熱い想いを語っていた学生が、フタを開けると違う会社に行ってしまったことに、作者は呆気にとられ人間不信に陥ってしまったそうです。就職活動を始めてみたら選択肢が拡がってしまい迷う学生の気持ちを理解しつつも「最初の直感を信じて」とも言ってあげたいです。
主 催 | HR総研(ProFuture株式会社)、「就活会議」(就活会議株式会社) |
募集期間 | 2023年6月21日~7月3日 |
応募資格 | 2024年卒採用を実施した企業の採用担当者 |
応 募 数 | 73作品 |
入 選 数 | 13作品 |
【お問い合わせ】
「2024年卒 就活川柳・短歌/採用川柳・短歌」に関するお問い合わせは、ProFuture株式会社 HR総研まで。
Mail. souken@hrpro.co.jp