HR総研:若手社員の育成に関するアンケート 結果報告
~若手社員の能力開発の方向性「社員が主導で決定」は2割にとどまる~
企業の将来を担う若手社員の育成は、組織全体の活性化にもつながる企業成長の大きな鍵であり、多くの企業にとって重要な取り組み課題であると言える。
一つの企業に定年まで勤めるというキャリアがかつてよりも描きづらくなった昨今において、会社と自身のキャリアとの距離感に対する若手社員の意識も大きく変化している。そのような中で、優秀な若手社員を育成し社内にとどまってもらうためには、仕事のスキル向上だけでなく、個々人の仕事に対するモチベーションの状態をこまめに把握することや、一人ひとりのキャリア観に沿ったキャリア支援を行うといったきめ細やかな取り組みが重要性を増している。
HR総研は、研修やキャリア支援等、各企業の若手社員育成への取り組み実態と課題について最新動向を調査した。調査結果をフリーコメントも含めて以下に報告する。
調査結果サマリー
<概要>
●若手社員の育成計画の期間、中小企業では「1年未満」が5割
●若手社員が優れているスキル「デジタルリテラシー・スキル」が最多で4割
●若手社員向け研修「オンライン形式で実施しているものはない」が4割以上
●若手社員の離職防止の施策「定期サーベイの実施」が最多で4割以上
●若手社員育成の課題「育成効果の見える化」が最多で5割
●若手社員の育成の方向性、「社員が主導で決定」は2割にとどまる
●若手社員の育成に関する自由意見
【調査概要】
アンケート名称:【HR総研】「若手社員の育成」に関するアンケート
調査主体:HR総研(ProFuture株式会社)
調査期間:2022年8月15~23日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:企業の人事責任者・担当者
有効回答:193件
※HR総研では、人事の皆様の業務改善や経営に貢献する調査を実施しております。本レポート内容は、会員の皆様の活動に役立てるために引用、参照いただけます。その場合、下記要項にてお願いいたします。
1)出典の明記:「ProFuture株式会社/HR総研」
2)当調査のURL記載、またはリンク設定
3)HR総研へのご連絡
・会社名、部署・役職、氏名、連絡先
・引用元名称(調査レポートURL) と引用項目(図表No)
・目的
Eメール:souken@hrpro.co.jp
※HR総研では、当調査に関わる集計データのご提供(有償)を行っております。
詳細につきましては、上記メールアドレスまでお問合せください。